あれから三ヶ月も経つのに
頭の奥にずっと優しく寄り添うような記憶はなんだろう。

2014年9月、瀬戸内海に浮かぶ無人島での牛窓ナチュラルキャンプ。
夜、フェリーに乗り遅れた私を迎えてくれたのは、
真っ暗闇から現れた赤いカヤック。
暗い海を、カヤックが無人島を目指しゆっくり進んでいく

ただ暗かった闇の波は、海を進んでいくにつれて月明かりと
手に触れた海蛍の輝きでだんだん明るくなっていくのがわかる
遠くに目をやると、街明かりから空へ光のグラデーションの模様ができていた。


ずっとこのまま、この波と音に漂っていたいと思った


島では思い思いの時間が流れ、思い思いに音楽が流れる


月と太陽の光の下に生きている。
そんなことを想った記憶がひっそりと、そして優しく
今も寄り添う。






































































  





































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