撮り覚えのない、でも、確かに自分が撮ったフィルムの写真。
ピンクがかった薄青い空、木
ふと彼女を思い出す
女性らしく、ゆるやかな印象。
そしてどこか、薄暗い雰囲気を感じる。
だからこそか、
微かに柔らかな、それでこそ凛とした光がさしこんでいる
彼女とは思い出してみると
幼馴染みのように、そこまで長い年月を過ごした訳じゃない。
ただ、年月とはかけ離れた場所で繋がりを感じるのだ
感覚。
考えの中ではない
彼女とは感覚と感覚の中で繋がっているのだろうか。
不思議な感覚。もしたとえ切られたとしても、時が経つときっとどこかで
映画のワンシーンのように
互いを思い出す。
そうであるように、
あえて、言い切っておこう。